お知らせ
9月~10月前半の予定を「カレンダー」と「プラン一覧」にアップいたしました。モンベル フレンドショップ主催のイベント からもご覧いただけます。
地図読み・歩き方・ロープワーク・安全登山技術など、個人でも安心して登山を楽しむために身につけておきたい登山技術の講習会などをご用意いたします。
初心者から経験者まで大好評の内容です。ぜひお申込みください!
ふたたびの感染拡大が懸念される今日この頃。いわゆる三密とはいっさい縁のない生活をしていても、否応なしにもたらされてしまうこの災厄はまだまだ続きそうです。
「密閉・密集・密接」が人間社会の根幹にかかわる重要な要素だからこそ、これほどの混乱が全世界に広まったということでしょう。
「密」は、多くの娯楽において積極的に取り込むべき要素として存在してきましたが、その対極にあるのが単独もしくは数人での山歩きと言えます。
当分の間は、大人数のツアー登山よりも個人での山歩きが主流となるのは間違いなく、それに伴い遭難や事故が増加することが予想されます。
山岳遭難の原因を昨年の統計でみると「道迷い」が約40%、「転倒・滑落・転落」が合わせて40%近く。この割合はじつは毎年ほとんど変動がありません。
つまり、すべての登山者が「地図読み」と「歩き方」を確実なものにすれば山岳遭難の大部分を防げるということ。とくに単独行での遭難は死亡・行方不明につながりやすく、この2点の能力強化が求められます。
「私はハイキングだから大丈夫」「トレッキングだから一人でも安全」というような言葉を耳にすることがありますが、非日常の場に踏み込む以上けっして他人事ではありません。
マウンテンガイド フォレストノーツでは、新型コロナウィルス感染症対策をしっかりとした上での開催を心がけております。
新しい生活様式の中で充実した登山を楽しむために、ぜひ当ガイドの登山技術講習をご体験ください!
※ 十分な対策をしていても、登山中の感染および発症のリスクを完全に排除することは不可能です。その点をよくご理解いただいたうえでお申込みください。
※ 予約の入っていない日程については、他のガイド依頼が入った場合などに予告なく受付終了になることがあります。
荒島岳と白山の別山へ行ってきました。
荒島岳は勝原コース~新下山コース。新下山コースの下りは岩場と急斜面の連続で気が抜けません。他の登山者とすれ違うことはさほど多くないかと思いますが、落石と転落には要注意!
大野市街から見る荒島岳
新下山コースはこんな急斜面の連続
越前下山駅にはトイレも水道も自販機も何もないのでご注意。駐車場も狭いため車は勝原登山口に止めたほうが良いでしょう。
越美北線を使って周回するなら逆コースの方が無難。勝原には上記全てに加え無料でキャンプできる広場もあります。
<勝原~荒島岳~越前下山>
【技術度】中級-
【体力度】3.5
歩行距離:約9km、累積標高差:約1200m
翌日は市ノ瀬からチブリ尾根を登り別山へ。南竜ヶ馬場から黒ボコ岩へ登り返して白山禅定道を市ノ瀬まで。2日連続のきつい下りで、最後はさすがに足が悲鳴を上げかけました。
天気はいまいちでしたが花は真っ盛り。色とりどりの高山植物が咲き競う姿はやはりこの時期ならではの光景です。
<チブリ尾根~別山~南竜ヶ馬場~白山禅定道>
【技術度】初級+
【体力度】5
歩行距離:約22km、累積標高差:約2000m
南竜ヶ馬場
ニッコウキスゲ、テガタチドリ、ハクサンフウロ
タカネナデシコ
昨日は秋の講習登山へ向けた場所選びのため、県境の山へ出かけてきました。
たいへん蒸し暑く、地面は雨でぐちょぐちょ。この時期の一部地域ではごくごく普通のことですが、やはり活発だったのがヤマビル。2時間ほどの山中徘徊で大小あわせて10匹見つけて退治しました。吸いつかれたのは1匹、まだまだ序の口。
長年過ごした東北地方には全くいないため、こちらへ来た当初はおぞましさのあまりちょっと山に行く気力が萎えかけたこともありました。関西暮らしも丸4年になりだいぶ慣れましたが、やはり気持ちの良いものではないですね・・・。
ただ、いくら見た目が悪いとはいえ他の吸血生物や有毒生物と比べたらほとんど害のない存在といって良いのは確か。出血がじわじわ続くのとちょっと痒みが残るぐらい。ダニのように致死的な病原体をうつすわけでもなく、ハチのような毒針があるわけでもなく。
ヤマビルは言わば吸血ナメクジ(やたら動きの速い)。忌避剤のスプレーももちろん有効ですが、衣服の隙間をなくし肌を露出しないことで被害はかなり防げます。もし吸いつかれても濃い塩水か消毒用アルコールをかければ簡単に落ちます。吸血したヒルは塩などで必ず殺処分しましょう!
8月の予定を「カレンダー」と「プラン一覧」にアップいたしました。
今年は営業をとりやめる山小屋が多く、今後の見通しも甚だ不透明な部分が多いのが現状です。やってみたい企画はたくさんありますが、さしあたっては立山周辺でのテント泊をメインに、ご要望があればその他の山域もご案内させていただきます。
「テント泊登山を始めてみたい」「行きたい山があるけれど自分だけではちょっと不安・・・」、そんな方はぜひご相談ください。ほぼ野宿かテント泊しかしたことのないベテランガイドが、自由自在な登山の楽しみ方をお伝えいたします。
衣食住ぜんぶ自分で背負っての登山には、究極の充実感と開放感が詰まっています。水なども含めれば通常のテント泊装備は15kg 前後。普段から重めの荷物で山を歩くなどのトレーニングを怠りなく!
※ レンタルテントは諸般の事情によりしばらくの間導入を見送らせていただきます。
※ 予約の入っていない日程については、他のガイド依頼が入った場合などに予告なく受付終了になることがあります。