お知らせ
荒島岳と白山の別山へ行ってきました。
荒島岳は勝原コース~新下山コース。新下山コースの下りは岩場と急斜面の連続で気が抜けません。他の登山者とすれ違うことはさほど多くないかと思いますが、落石と転落には要注意!
大野市街から見る荒島岳
新下山コースはこんな急斜面の連続
越前下山駅にはトイレも水道も自販機も何もないのでご注意。駐車場も狭いため車は勝原登山口に止めたほうが良いでしょう。
越美北線を使って周回するなら逆コースの方が無難。勝原には上記全てに加え無料でキャンプできる広場もあります。
翌日は市ノ瀬からチブリ尾根を登り別山へ。南竜ヶ馬場から黒ボコ岩へ登り返して白山禅定道を市ノ瀬まで。2日連続のきつい下りで、最後はさすがに足が悲鳴を上げかけました。
天気はいまいちでしたが花は真っ盛り。色とりどりの高山植物が咲き競う姿はやはりこの時期ならではの光景です。
南竜ヶ馬場
ニッコウキスゲ、テガタチドリ、ハクサンフウロ
タカネナデシコ
昨日は秋の講習登山へ向けた場所選びのため、県境の山へ出かけてきました。
たいへん蒸し暑く、地面は雨でぐちょぐちょ。この時期の一部地域ではごくごく普通のことですが、やはり活発だったのがヤマビル。2時間ほどの山中徘徊で大小あわせて10匹見つけて退治しました。吸いつかれたのは1匹、まだまだ序の口。
長年過ごした東北地方には全くいないため、こちらへ来た当初はおぞましさのあまりちょっと山に行く気力が萎えかけたこともありました。関西暮らしも丸4年になりだいぶ慣れましたが、やはり気持ちの良いものではないですね・・・。
ただ、いくら見た目が悪いとはいえ他の吸血生物や有毒生物と比べたらほとんど害のない存在といって良いのは確か。出血がじわじわ続くのとちょっと痒みが残るぐらい。ダニのように致死的な病原体をうつすわけでもなく、ハチのような毒針があるわけでもなく。
ヤマビルは言わば吸血ナメクジ(やたら動きの速い)。忌避剤のスプレーももちろん有効ですが、衣服の隙間をなくし肌を露出しないことで被害はかなり防げます。
もし吸いつかれても濃い塩水か消毒用アルコールをかければ簡単に落ちます。吸血したヒルは塩などで必ず殺処分しましょう!
少し前のことになりますが、登山のために折り畳み自転車を購入しました。特別こだわりはないのでホームセンターで買った安物ですが、これがとてつもなく便利!
仕事用の軽バンを知人から譲り受けたために実現できた導入でしたが、まあこれのおかげでどれだけ可能性が広がったことか。
常に荷台に積んでおき、下山口の駐車場から自転車で登山口まで移動して山を縦走、下山したら車で自転車を回収。同じところに下山する必要が無いので自由なコース設定ができます。
車がびゅんびゅん猛スピードで走る幹線道路は生きた心地がしないのでまったく興味ないけれど、小さい集落や地元の寺社を訪ねながらのんびり走るのは実に心地良くて穏やかな気持ちになれます。
車だと絶対に気づかず通り過ぎてしまうような田園風景や旧街道の町並み、ひっそりと佇むご神木や花咲く川沿いの道。そして何より、どこまでも広い空。
なんだか今更ですが、自転車のおかげで滋賀県の本当の魅力がわかってきたような気がします。
7月後半から9月前半にかけては、避暑のため高い山でのテント泊企画がメインになります。
当ガイドは約30年間の登山経験のなかで宿泊はほぼ全てテントか野宿か無人避難小屋。嵐あり吹雪あり満天の星空あり。数えきれないほどの夜を野山で過ごしてきました。
「なんだかとにかく怖い」「荷物が重くて大変そう」など、憧れてはいてもなかなか踏み出せない気持ちもそれなりに理解はできます。
でも山登りというのは、そもそもそれらの不安や苦労を自分の力で乗り越えていくもの。乗り越えた先には究極の充実感と開放感が待っています。
マウンテンガイド フォレストノーツでは、テント泊登山を始めたい方を全力で応援します。「いつかはやってみたい」と思っていた方はこの機会にどうぞお申込みください。
その他、行ってみたい山や歩いてみたいコースなど、お客様のご要望に合わせたガイドプランも作成いたします。ぜひお気軽にご相談ください!