お知らせ
冬山経験の少ない若者からの個人ガイド依頼があり、雪上訓練を伊吹山にて行いました。
雪上訓練は略して「雪訓(せっくん)」と呼ばれます。年末年始で大量に降った雪がだいぶ融けて固まった上に昨日からの新雪が10~20cm、道具の使い方や歩き方の練習をするにはちょうど良いコンディションでした。
晴れていればわりと気軽に登れてしまう標高1400m程度の伊吹山でも、ちょっと天候が荒れれば本格的な冬山の厳しさを味わうことができます。6合目避難小屋より上へ行くならくれぐれも冬山完全装備を用意しましょう!
気がついたら日没直前
長浜市の呉枯ノ峰にて雪山初級コースをご案内いたしました。
積雪は山頂で約60cm。標高500m程度の山ではありますが、豊富な雪となにより木ノ本駅から容易に登れるため雪山入門には最適です。
今回はお客様のご要望によりワカンでの歩き方もレクチャーしました。通常であれば【雪山初級+」でご説明する内容ですが、「雪山初級」でもご自身の道具をお持ちいただければどんなご質問にもお答えいたします!
ワカンの付けかた講習
雪山の歩き方講習
お馴染みメンバーでのんびりランチ
リトル比良のヤケ山で雪山初級コースをご案内いたしました。
年末年始で積もった雪は中旬以降の気温上昇でほとんど融けてしまったものの、前日に降った新雪のおかげでなんとか講習は形になりました。
次週もここで開催予定ですが、もう少し積もってほしいものです・・・(-Д-)
雪はうっすら
久しぶりに雪山テント泊で武奈ヶ岳へ行ってきました。予想通りの快晴で、琵琶湖一面を覆う雲海や見事な朝焼けを満喫。やはり山は天気に合わせて計画するのが一番ですね。
荒れた天気で行動する経験を積むことももちろん大事ですが、ガイド登山の時は少しでも良い気象条件で山を楽しんでいただきたいもの。そんなわけで、今月お申込みいただいた雪山入門は雪の少なさと悪天候(吹雪ではなく雨!)により2件延期しました。
この冬は序盤の冷え込みが厳しかったのでしばらく安泰かと思いきや、寒暖の差が大きく積雪・凍結はいまいちな状態が続いています。29日からの寒気に期待ですが、はたして雪はどれだけ積もってくれるやら・・・。
マウンテンガイド フォレストノーツでは、鈴鹿や比良などの冬山を目指す方のために「雪山入門」「雪山初級+」コースをご用意しております。
「雪山入門」では冬山用のウェアや道具の選び方、寒さや風への対策、アイゼンをつけたときの注意点と歩き方などをレクチャーいたします。「雪山初級+」ではピッケルやワカンなど雪山装備の使い方、雪山での地図読みやビバークの方法などをレクチャーいたします。
冬以外の季節に簡単に登れた山も、雪や氷に覆われてしまうと知識や装備なしで無事に下山することは非常に困難になります。これから身近な雪山へ登ってみたいと思われる方はぜひお申込みください!
※ 森林限界を超える雪山については登山ガイドステージⅢおよび山岳ガイドの職能範囲となるため、当ガイドによる企画はございません。
ぎりぎり日の出に間に合った!
雲海に浮かぶ伊吹山
武奈ヶ岳
蓬莱山と山子さん
伊吹山をアップで
あちこち下見登山をしてまわっております。最近では伊吹山・呉枯ノ峰・国見岳へ3日連続で行ってきました。
何度登っても冬の伊吹山は自分程度のレベルではピッケルと12本爪アイゼンが絶対に必要な世界。軽アイゼンやスノーシューで突入する人も時々見かけますが、勇気があるなあとつくづく感心してしまいます。
呉枯ノ峰は大雪のおかげで膝下ラッセル、山頂では積雪85cm。鉄道駅から容易に登れる雪山入門エリアとして貴重な存在ですね。
国見岳は今回は三岳寺跡から御在所裏道への周回コースで歩きました。アイゼン歩行の上達を目指す方であれば、国見尾根を登って御在所中道を下山すると良い練習になるのでお勧めです。(軽アイゼンは不可!)
伊吹山
琵琶湖を見下ろす
いちめんの雪原
8合目あたり
呉枯ノ峰
国見岳から御在所方面
中俣も見事に氷結